老眼鏡の選び方|度数やおしゃれな老眼鏡など

遠近両用コンタクトレンズと老眼鏡はどちらがいい?メリット・デメリット比較

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遠近両用コンタクトレンズと老眼鏡のどちらがいいか、メリットとデメリットを比べることをテーマにしたイメージ画像

手元が見えにくくなってきたとき、「老眼鏡をかけるのは気が進まない」「コンタクトで対応できないだろうか」と考える方は少なくありません。実際に遠近両用コンタクトレンズ(マルチフォーカルコンタクトレンズ)という製品があり、選択肢のひとつになっています。

ただし、この2つは同じ悩みに対する道具でありながら、性質がかなり違います。コンタクトレンズは高度管理医療機器(国が定める区分で、副作用や機能の障害が生じた場合に人体へのリスクが比較的高いとされるもの)にあたり、使うには眼科の検査と処方が必要です。目の状態によっては選べないこともあります。一方の老眼鏡は、既製品ならその日のうちに手に入ります。

先に要点だけ書くと、迷っているならまず既製の老眼鏡で自分に必要な度数の当たりを付け、それでも不便なら眼科で遠近両用コンタクトを相談する——これがいちばん無理のない順番です。この記事では、そう言える理由として両者の違いを並べて整理します。最終的にどちらが向いているかは、目の状態を見なければ判断できません。眼科で相談するための材料としてお読みください。

遠近両用コンタクトレンズとはどういうものか

1枚のレンズの中に、遠くを見るための度数と近くを見るための度数が入っているコンタクトレンズです。中心から外側に向かって度数が変わる同心円状の設計などがあり、遠くと近くの像が同時に目に入り、脳が必要なほうを選んで見るという仕組みで働きます。

この「同時に入る」という点が、メガネの遠近両用レンズとの大きな違いです。メガネの遠近両用は、視線を上げれば遠く、下げれば近くというように見る場所で使い分ける設計です。レンズの種類ごとの違いは遠近両用と単焦点、どっちがいい?老眼鏡レンズ3種類の違いと選び方にまとめています。

そのため、遠近両用コンタクトには次のような特性があります。

  • 視線を動かさずに遠くも近くも見られる
  • そのかわり、単焦点のコンタクトに比べると遠くの像のくっきり感がやや落ちることがある
  • 夜間の光がにじんで見える、という感じ方をする方がいる
  • 慣れるまでに数日〜数週間かかることがある

これらの感じ方には個人差が大きく、実際に試してみないとわかりません。多くの眼科では試用(トライアル)レンズを用意しており、装用した状態で見え方を確かめてから決めるのが一般的な流れです。

老眼鏡と並べて比べる

遠近両用コンタクトは見た目に出ず視界が広い一方で眼科の処方と毎日の手入れが必要でドライアイだと使いにくく、老眼鏡(単焦点)は処方なしで買えて手元がくっきり見え既製品なら安く試せる一方でかけ外しの手間があり遠くを見るには外す必要がある、という違いを2列で比較した図

遠近両用コンタクトが向いている場面

  • 見た目に出したくない:接客業、人前に立つ仕事など
  • 視界を遮られたくない:スポーツ、運転、作業でフレームが邪魔になる場面。ただし運転については運転中に老眼鏡は必要?もあわせてご確認ください
  • かけ外しの回数が多い:1日に何十回も外していると、それ自体が負担になります
  • もともとコンタクトを使っている:手入れの習慣がすでにあるため、移行の負担が小さくなります
  • 曇りを避けたい:マスク着用時や湯気の立つ場所でレンズが曇らないのは利点です

老眼鏡が向いている場面

  • 手元をはっきり見たい:手元だけに度数を合わせる単焦点レンズなので、近くの見え方は最もくっきりします
  • 使うのが1日数回:新聞、レシート、値札など、短時間だけ見えればよい場合
  • まず安く試したい:既製品なら1,000〜3,000円台から手に入ります
  • ドライアイ、アレルギーがある:目に直接触れないため、目の状態に左右されにくくなります
  • 手入れの手間を増やしたくない:洗浄・保存・交換といった日々の管理が不要です

費用と手間の違い

継続して使うものなので、初期費用だけでなく毎年かかる分も含めて考えます。

項目 遠近両用コンタクト 老眼鏡
使い始めるまで 眼科の検査・処方が必要 既製品なら当日から
初期費用の目安 検査料+レンズ代 1,000〜3,000円台〜(既製品)
継続費用 毎月レンズ代がかかる 基本的にかからない
日々の手入れ 洗浄・保存・交換が必要 拭く程度
度数が変わったら 眼科で処方を変更 買い替え(既製品)
目への負担 装用時間・目の状態に左右される 直接触れない
紛失・破損 予備の用意が要る 予備を安く持てる

※費用は製品・眼科・購入先で大きく変わります。2026年8月時点の一般的な目安です。価格は変動します。

大きな違いは継続費用です。コンタクトは使い続けるかぎり毎月かかりますが、老眼鏡は買い切りです。一方で、コンタクトは1枚で遠くも近くもカバーするため、遠くのメガネと老眼鏡を持ち替える手間がありません。どちらが得かは、1日の使用時間と使う場面の数で変わります。

「どちらか一方」に決めなくてよい

実際には、両方を使い分けている方が多くいます。

  • ふだんはコンタクト、細かい作業のときだけ老眼鏡を重ねる:遠近両用コンタクトは手元の見え方が単焦点の老眼鏡ほどくっきりしないため、説明書の細かい文字や裁縫のような作業では弱い度数の老眼鏡を上から使う方がいます。この使い方をする場合は、必ず眼科で相談してからにしてください。適切な度数は装用中のレンズによって変わります
  • 外出時はコンタクト、家では老眼鏡:装用時間を短くできるため、目への負担を抑えられます。ただし置き場所が定まらないと老眼鏡を探す回数がふえます。老眼鏡チェーン・ストラップの選び方で、なくさないくふうをまとめています
  • 仕事の日はコンタクト、休日は老眼鏡:手入れの負担を軽くする使い分けです

老眼鏡を複数の場面で使い分ける考え方は、老眼鏡は何本持つべき?用途別の使い分けガイドで詳しく扱っています。パソコン作業のように距離が決まっている場面については、パソコン用の老眼鏡の選び方が参考になります。

まず試すなら老眼鏡から

どちらを先に試すか迷う場合、既製の老眼鏡から始めるのが現実的です。費用が小さく、合わなければ別の度数を試せるためです。そのうえで「かけ外しが面倒」「見た目が気になる」と感じたなら、眼科で遠近両用コンタクトを相談する、という順番が無理がありません。

ご自分にどれくらいの度数が必要かは、自分に合う老眼鏡の度数の測り方で確認できます。老眼が始まっているかどうかを確かめたい段階なら、老眼のセルフチェックからご覧ください。

ポッドリーダースマート 折りたたみ老眼鏡

ポッドリーダースマート(折りたたみ・全10色)|まず度数の当たりを付ける1本

既製の単焦点老眼鏡です。価格を抑えられるので、どれくらいの度数で手元が楽になるかを確かめる用途に向いています。折りたためるため、コンタクトを使う日にかばんへ入れておく「予備の1本」としても使えます。

参考価格 1,480〜1,780円前後(2026年8月時点) / 価格・在庫は変動します

※既製の老眼鏡は左右同じ度数で、乱視の補正は入っていません。目の状態に合わせた度数が必要な場合は眼科・眼鏡店でご相談ください。

ブルーライトカット老眼鏡 Maestro

ブルーライトカット老眼鏡 Maestro|画面を見る時間が長い方の据え置き用

パソコンやタブレットを見る時間が長い方向けの既製老眼鏡です。コンタクトを外したあとの在宅時間や、画面作業のときだけ使う据え置きの1本という位置づけで使えます。ブルーライトカットは目の疲れを軽くする目的で選ばれることが多いものですが、効果の感じ方には個人差があります。

参考価格 2,200〜3,980円前後(2026年8月時点) / 価格・在庫は変動します

※こちらも既製の老眼鏡です。左右同じ度数で、乱視の補正は入っていません。ブルーライトカットの効果を保証するものではありません。

よくある質問

Q. 遠近両用コンタクトは通販で買えますか?

A. コンタクトレンズは高度管理医療機器なので、購入には眼科の処方(指示書)が前提になります。まず眼科で検査を受け、自分の目に合う製品と度数を決めてください。処方なしで度数を推測して使うことは避けてください。

Q. 今使っているコンタクトの上から老眼鏡をかけてもいいですか?

A. 遠くを見るための単焦点コンタクトを使っている方が、手元を見るときに老眼鏡を重ねる使い方はあります。ただし必要な度数は、装用しているレンズの度数によって変わります。自己判断ではなく眼科で相談してください

Q. 遠近両用コンタクトにすれば老眼鏡はいらなくなりますか?

A. 一概には言えません。手元の見え方は単焦点の老眼鏡のほうがくっきりするため、細かい作業では老眼鏡を併用する方もいます。また、目の乾きや体調でコンタクトを使えない日もあるので、予備の老眼鏡があると困りません。

Q. 遠近両用コンタクトはどれくらいで慣れますか?

A. 数日で慣れる方もいれば、数週間かかる方、最終的に合わないと判断する方もいます。感じ方の個人差が大きい部分です。試用レンズで確かめられるか、眼科で聞いてみてください。メガネの遠近両用に慣れる過程については遠近両用メガネに慣れるコツが参考になります。

Q. ドライアイでもコンタクトは使えますか?

A. 目の状態によります。乾きが強い場合は装用時間が制限されたり、使用を勧められないこともあります。判断は眼科で受けてください。目に触れない老眼鏡のほうが負担が小さい、という選択も十分に現実的です。

Q. パソコン作業が中心なのですが、どちらが向いていますか?

A. 画面までの距離(50〜70cm程度)に合わせることが大切なので、その距離に度数を合わせた専用のメガネが扱いやすいことが多いです。室内の中間距離を広くカバーしたい場合は、中近両用・近々レンズという選択肢もあります。

まとめ

遠近両用コンタクトレンズと老眼鏡は、どちらが優れているというものではなく役割が違う道具です。見た目に出さず視界を広く保ちたいならコンタクト、手元をくっきり見たい・費用と手間を抑えたいなら老眼鏡、という整理になります。

迷ったときは、まず既製の老眼鏡で自分にどれくらいの度数が必要かを知るところから始めるのが現実的です。そのうえで不便を感じたら、眼科で遠近両用コンタクトを相談してください。

そして、どちらか一方に決める必要はありません。場面によって使い分けている方は珍しくありません。

コンタクトレンズは高度管理医療機器です。使用にあたっては眼科で検査・処方を受けてください。また、手元の見えにくさが急に進んだ、目の痛みや充血がある、片方だけ見えにくいといった症状がある場合は、老眼以外の原因が関係していることがあります。気になる症状があれば早めに眼科・眼鏡店にご相談ください


最終更新:2026年8月 / 本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療を目的とするものではありません。コンタクトレンズの使用可否・製品選択は必ず眼科医の判断に従ってください。

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